プロジェクトストーリー
日本電熱は社員のチャレンジする精神や成長志向を大切にしています。
社員発のアイデアに投資し、チームを編成し全社的な「プロジェクト」として
新しい製品を開発しています。
プロジェクト事例
プロジェクト事例 01
焙煎機付き全自動コーヒーマシン カフェロイド
カフェロイドは「五感」で愉しめるコーヒー好きにとって究極のコーヒーマシンとして開発されました。
製品の特徴は、生豆の焙煎から、ミル、ドリップまで全行程が外側から見られること。そして、コーヒー豆が焙煎されていく時に発せられる香りや変化していく色味、はぜる心地よい音も楽しめます。
開発のリーダーは無類のコーヒー好きでした。これまでのコーヒーメーカーとは異なる、新しいコンセプトだったので「焙煎とは?」という研究からはじまりました。
カフェロイドを設計するだけでなく、実際に生豆を焙煎し、抽出もして美味しいコーヒーを作り出すことも大切な開発工程でした。
開発には約3年を費やして製品化に至りました。2018年にはシアトルの展示会にも出品し、好評を博しました。現在も、究極のコーヒーマシンを追求し、新たな製品開発を進めています。
プロジェクト事例 02
女性のためのトレージング機器 ミニョロン
日本電熱では産業用機器の開発だけでなく、ここ数年は一般の生活者をターゲットとしたオリジナル商品の開発に力を入れています。「ミニョロン」は大人の女性に向けた家庭用EMSトレーニング機器として商品化されました。
ターゲットユーザーはこれまでの日本電熱の製品とは全く正反対と言っていい製品だったので、製品コンセプト、デザイン、PR、販売チャネルどれをとっても手探りで作っていくプロジェクトでした。プロジェクトを引っ張っていったのは元々営業事務をしていた女性社員でした。女性向け製品ということもあり積極的に意見を出し、最後にはミニョロンの営業担当としてメディアとのタイアップやCM制作、オンラインショップの立ち上げなどを成功させました。やる気があり、チャレンジする社員がプロジェクトをリードしていった事例です。
プロジェクト事例 03
蒸煮・爆砕装置
装置は化学薬品を使わずに食材や木材などを蒸気の力で粉砕する装置です。
環境分野への貢献をテーマとして掲げる日本電熱は、バイオエタノールの生成やサトウキビの搾りカスから食物繊維を作るための処理に利用できる装置を開発しました。
各種成分の抽出を効率的に行えることから、食品分野では栄養素、化粧品分野では薬用成分などの抽出に利用用途が広がっています。
日本電熱が得意とする熱を使ったボイラー技術を応用し、新しい分野へのマーケットを広げています。
プロジェクト化の流れ
- STEP 1
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社員からアイデアを募集
これまでの日本電熱が得意とする「熱技術」に限らず、
「こんな商品があったら欲しいな」、「会社のノウハウを使って製品開発してみたい」
「これからのマーケットニーズに挑戦し、研究をしてみたい」など
新しいアイデアやチャレンジを募集します。
- STEP 2
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プロジェクトとして承認!
本気で取り組みたい、やる気のある社員のアイデアやチャレンジを
「プロジェクト」として承認し、会社が全面的にサポートします。
- STEP 3
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部門を超えてチームで研究・開発
新しい製品開発への挑戦になるので、部門を超えたチームを編成し、
様々な知見を集めて研究・開発を進めていきます。
- STEP 4
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社内評価
マーケットニーズや製品の将来性など多角的な検討を乗り越えれば、
いよいよプロジェクトも最終局面です。
全てのプロジェクトが順調に成功するわけではありません。
もちろん失敗もありますが、確実に会社の成長の糧になっています。
- STEP 5
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製品化
製品化に向けてさらに改良を加えていきます。
製品展開のプロモーションやコスト調整など様々な課題はクリアし、
晴れて製品化となります。