大型機械編 | 日本電熱 採用サイト

レッツエンジョイものづくり!
ゼロからつくるヒーター工場見学

長野県安曇野市で熱に関するさまざまな製品を展開している日本電熱。工場ではどんなものがつくられているのでしょう。就職活動中の女子大学生・デン子ちゃんが工場見学に訪れました。

女子大学生・デン子ちゃん
長野県松本市出身。都内の大学に進学したものの、就職は地元企業を希望。休日の過ごし方は女子の趣味のテッパン・カフェ巡り。

大型機械編

様々な産業で私たちの造る大型の機械は使われています。お部屋よりも大きな機械は検査した後、分解されて運ばれて行きます。そしてお客様の所で再び組み立てられることもあります。何百枚と図面を書いてたった1台の機械を造ります。色々な法規制に関わる物件も多いので、それらの機関の認可を受けて出荷します。ボリュームがある仕事で楽しいんですよ。

火力発電所の7割はLNG(液化天然ガス)で発電しています。LNGの火力発電所でもたくさんのヒータを納めています。

原子力発電所の非常用ディーゼル発電機にも我々のヒーターが入っています。
原発はもともと自家発電してオペレーションをしていますが、万が一、電気が落ちた時のために非常用ディーゼル発電機が設置されています。何かあったら発電機がすぐに運転状態に入れるよう、エンジンの温度をヒーターで運転温度にしているんです。いざという時に瞬間的に運転を開始して100%の能力を発揮できるように準備しています。
へえ。いろいろな発電所でもヒーターって使われてるんだ。
ほかにも大型パラボラアンテナに雪が積もらないようにするヒーターなども手がけてきました。
エンジニアは完成まで苦労しますが、とてもやりがいがある楽しい仕事です。

では、今まさにつくっている大型機械をご案内しましょう。
この機械は内部に容器が入っており、その中で樹脂を調合して攪拌し、反応させて特別なものを製造します。実際の使用用途は我々の範疇外ですが、そのために容器全体の温度を均一にしたいと依頼を受けました。そこで機械に12本のヒーターを付け、内部の層に特殊な油を入れ、真空にして沸点を下げることで低い温度でも油を蒸発させます。その油が冷えて液体になり、循環させることで容器全体を均一の温度にします。ヒーター自体はそんなに大きなものではありませんが、技術的な中身が濃厚な機械です。
見た目はただのヒーターですが、油を蒸発させて熱を運び、液化させて戻ってくる動作の中で均一の温度にするんです。すごいよね。

ところで、機械には防爆という安全規格があります。これは爆発事故が起こる可能性のある危険箇所で、電気機器から発生する火花や高温による爆発を防ぎ、安全に使用するための規格。危険場所で使用する電気機器は安協の認定を受けた防爆商品でなくてはならず、私たちはその防爆商品の製造を得意としているんですよ。だから、今回のような特殊な仕事も多く受けています。

この機械は昨日、容器にヒーターを付けて試験し、安協の立会試験を経て認定を受けました。今週、出荷準備に入ります。
日本は電気代が高いので燃焼ボイラーが多く、電気ボイラーはあまり使われてきませんでした。でも、最近はやはりCO2問題などがあったり、病院では燃焼より電気のほうが安全だったり、ビル内の研究施設はガスが使えないといった事情が増えてきました。そのためか最近はたくさんの引合が来ています。病院の手術道具などの滅菌装置、ほかにヒーターの蒸気で食品の製造ラインのベルトコンベアを洗浄する電気ボイラー、クリーンルームの加湿用途などもあります。
まだまだ続きますよ!
あのー、工場見学っていつもこんなに長いんですか...?
見学は学生の希望職によって内容が異なります。今日は張り切ってロングバージョンでやっていますよ!
そうですか...。

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